平成18年5月吉日

日蓮聖人門下各聖・各位

「妙法の行進」事務局

第4回 「妙法の行進」 霊鷲山・ブッダガヤ                  

合掌

世界は今、あたかも宗教対立の如き紛争が続き、危機に存していると言っても過言ではない状況にあります。社会の調和と統一を成し遂げる法華経を掲げる門下が、アジアの仏教徒と共に法華経を以て、世界へ平和と繁栄の願いを発信することは、大変に意義ある布教活動と考えております。立教開宗750年を契機として、妙法流布による世界の平和と繁栄を築く活動を推進してきた有志は、共産主義革命と内戦によって悲惨な事態を経験し、仏教国として再興を図っているカンボジア王国において、宗教省及び仏教各派と協賛して三年間の「妙法の行進」を行って参りました。そして、いよいよ今年度は仏教の聖地であるインドの霊鷲山及びブッダガヤにおいて、インド仏教界と一致協力して行う「妙法の行進」を実施致します。

インド共和国は、イギリスからの独立時に法務大臣となったアンベードカル博士による50年前の仏教大改宗運動を契機として、急速に仏教徒復活の兆しを見せており、日本も門下を含めて一部独自に寺院を開基する等をしていますが、インドにおいてはサンスクリット語による「サッダルマ・プンダリーカ」を翻訳したヒンディー語版は刊行されているものの流通するには至らず、無論日蓮聖人が肝心とされる羅什訳「妙法蓮華経」からのヒンディー語版は存在しない現状にあります。そこで「妙法の行進」では、カンボジア王国に引き続くインドにおいても、現地仏教界と協賛して400名の僧侶を動員し、世界の平和と繁栄を願う唱題行脚に合わせて、寿量品第十六を完全な内容で集録し、その他要文を選出して現地ヒンディー語に翻訳編集された要約「妙法蓮華経」を、題目の信念を広宣流布させるための先駆けとしてインドの新生仏教徒に広く施本致します。

日蓮聖人は、顕仏未来記に「月は西より出でて東を照らし、日は東より出でて西を照らす。仏法又以て是の如し、正・像には西より東に向ひ、末法には東より西に往く」、諌暁八幡抄には「日は東より出づ、日本の仏法の月氏へ還るべき瑞相なり」と、13世紀には仏教が壊滅状態となってしまったインドへ、法華経を中心とする日本の仏教が帰還することを予言し、その果たすべき使命を御遺戒として門下に託されております。どうか、日蓮聖人門下の各聖・各位ならびに御信徒の皆様には、本趣旨を御理解頂き、インドの仏跡巡礼より一歩踏み出した本プログラムへの御参加及び御賛助等の御高配を賜り度、伏して御願い申し上げます。

南無妙法蓮華経


1.日程 

  11月2日(木) (空路)各空港 → 成田 → デリー   

  11月3日(金) (空路)デリー → パトナ (陸路)→ナーランダ視察 → ラジギール

  11月4日(土) 「妙法の行進」ラジギール〜霊鷲山 (陸路)→ ブッダガヤ

  11月5日(日) 「妙法の行進」ブッダガヤ

  11月6日(月) (鉄路)→ バラナシー

  11月7日(火) ガンガー、サルナート視察 (空路)バラナシー → デリー → 成田

  11月8日(水) 早朝 成田 → 各空港

2.主催  「妙法の行進」事務局   

  協賛  全インド大比丘僧伽 大菩提寺管理委員会 大菩提会

  協力  財団法人 統一団、 法華仏教国際交流協会 立正同親会 法華行者の会 その他


3.内容

  1) 妙法による世界の平和と繁栄を祈る唱題行脚及びセレモニー

     横断幕 [Peace and Prosperity of The World] [Namu Myoho Renge Kyo]

インド仏教界 参加人員 ブッダガヤ 約400名  

  2) 要約「妙法蓮華経」の施本、初回分 2000冊

     原著・要文選出 本多日生師、 翻訳 ナレシ・マントレ博士

  3) 「妙法の行進」の準備と、インド仏教界との交流促進のために寄付金の贈呈

  4) 参加インド仏教僧への昼食手配

  5) 貧困村における児童教育支援金の贈呈

  6) インド仏跡視察 ナーランダー、霊鷲山、ブッダガヤ、ガンガー、サルナート


4.参加費 

  全行程 20万円

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